CPUの選定と置換
NEC VN370/D(PC-VN370DS6B)は、HDD以外のすべての部品がノートパソコン用が使われています。
それ故、他のブログや知恵袋系ではCPU変更不可との投稿がされています。
では、本当に変更が不可能か、、、ノートパソコンの場合は無理なのか・・・という話になりますが、結論としては、可能・・・となります。
当社では、デスクトップ、ノートともにCPUを始めとする各部品と交換、カスタマイズを行っています。
ただし、デスクトップ、ノートという括りではありませんが、基本としてメーカー製のパソコンの場合は、新しいCPUに変更するとマザーボードの規格上は対応しているがBIOSが対応せず、作動はするが
- CPU名の表示がされない
- CPU上の一部の機能(HTやVTなど)作動しない
※最悪起動すらしないというブログ投稿などをよく見ますが、chipsetで対応している場合は、起動すらしないということはほとんどありません。当社でも今のところ経験がありません。
ということがよくあります。
実際に、対応するCPUかどうかの確認方法としては、
一番間違いない方法としては、そのパソコンの上級グレード品に使用されているCPUを選定することです。
ただし、それであれば選定範囲が狭まってしまします。
そこで、第二の方法は、
- 最新のBIOSのバージョンを確認する。
- 同じBIOSが使われている他のパソコンに搭載されているCPUで、お使いマザーボード(CHIPSET)にも対応しているCPU
となります。
今回は、「core i5 430M」を選定しました。
i7-640Mにしようかとも思いましたが、コストパフォーマンスを考えて、i5-430Mにしました。
実際に現CPU「cerelon P4600」から「i5 430M」に取り替えてみます。
1.ケースを慎重に開けていきます。筐体上部に爪がありますので、特に慎重に。
2.開けると↓こんな感じです。
3.CPUは、↓ここのヒートシンクを外した下に付いています。
4.ヒートシンクを外します。外すと↓のように見えます。
上-新しいCPU 下-元々付いているCPU
5. ↓のネジを180°回すとロックが外れますので、既存のCPUを外し、新しいCPUを付けます。付ける時は、CPUの▲印と、マザーボードの印の方向を合わせます。
6.⑤の最初記載のネジを180°回してロックします。
その後、CPUに熱伝導グリスを付けます。
※熱伝導グリスを付け方は、色々な方法があります。
一般的には、ヘラでまんべんなく薄くのばしてからヒートシンクを付けるようですが、なかなかまんべんなくのびず、ヒートシンクとCPUの間に気泡ができて、熱伝導不良を起こすということがよくあります。
当社では、CPUの中央部分に豆粒状に付けて、ヒートシンクを押しつけることによってまんべんなく延ばす方法をとっています。
この方法の方が、失敗がありません。
7.ヒートシンクを元に戻します。
次にSSDとメモリーを交換します。
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